神戸市のJR三ノ宮駅前で市営バスが横断歩道の歩行者をひいて8人が死傷した21日の事故で、バスが中央分離帯に衝突するまでブレーキをかけた形跡がないことがわかった。

兵庫県警は、運転手の大野二巳雄(ふみお)容疑者(64)=自動車運転死傷処罰法違反容疑で逮捕=が、ブレーキとアクセルを踏み間違えた操作ミスが原因との見方を強めている。

捜査関係者らによると、バスが停留所から発進して横断歩道で歩行者をひき、中央分離帯にぶつかって止まるまで約30メートルの路上で、
ブレーキ痕は見つかっていない。中央分離帯近くには、停止時とみられる短いタイヤ痕があったという。

また、近くにいた車のドライブレコーダーには、バスのブレーキランプが点灯しないまま、赤信号で横断歩道に進入する様子が記録されていた。

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2019年4月23日 19時22分 朝日新聞デジタル