女性宮家の創設などへの対応について、菅官房長官は臨時閣議のあとの記者会見で「男系継承が古来、例外なく維持されてきた重みなどを踏まえ慎重に検討を行う必要がある」としたうえで、まずは一連の式典が円滑に行われるよう全力を尽くす考えを示しました。

この中で菅官房長官は皇族数の減少や女性宮家の創設などへの対応について、「国家の基本に関わる極めて重要な問題だ。男系継承が古来、例外なく維持されてきた重みなどを踏まえ、慎重かつ丁寧に検討を行う必要がある」と述べました。

そのうえで「政府としては、まずは天皇陛下のご即位に伴い、一連の式典が国民の祝福の中で、つつがなく行われるよう全力を尽くし、そのうえで衆参両院の委員会で可決された付帯決議の趣旨を尊重して対応してまいりたい」と述べました。

今回の皇位継承を実現するために制定された特例法を審議した衆参両院の委員会では安定的な皇位継承を確保するための課題や、女性宮家の創設などについて、政府に対し、速やかに検討することを求める付帯決議が可決されています。

2019年5月1日 10時21分
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