北大阪急行延伸 目標3年延期へ
05月07日 18時49分
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190507/0015233.html

大阪・豊中市から箕面市までの延伸工事が進められている「北大阪急行」について、運営にあたっている第三セクターなどは、設計や工事の工程の見直しが必要になったとして、開業目標を当初より3年延期し、2023年度とする方針を固めました。

大阪府などが出資する第三セクターが運営している「北大阪急行」は、大阪メトロ・御堂筋線と相互に直通運転する形で、吹田市の「江坂駅」と、豊中市の「千里中央駅」の間で運行しています。
この「北大阪急行」について、第三セクターと箕面市は、千里中央駅から北におよそ2.5キロ延伸し、箕面市内に2つの駅を新設する工事を進めていて、2020年度の開業を目指していました。
こうした中、第三セクターなどは、用地をめぐる交渉が長期化したことによる着工の遅れや、撤去が必要なコンクリートの擁壁が見つかったことなどから、設計や工事の工程の見直しが必要になったとして、開業目標を3年延期し、2023年度とする方針を固めました。
一方、延伸にかかる総事業費は、当初の予定どおり、およそ650億円と見積もっていて、第三セクターなどは、近くこの方針を公表することにしています。