医師の姫路市長が救命 イベント出演の男性倒れる

 10日夜、世界遺産で国宝の姫路城(兵庫県姫路市)でのイベント出演を控えた
男性が倒れて一時意識不明となり、同様に出演予定でその場に居合わせた
清元秀泰市長(55)が心臓マッサージをした。清元市長は医師で、
男性は意識を取り戻し病院に搬送されたという。

 市などによると、能や狂言の舞台の合間の午後7時20分ごろ、舞台袖のテントで
待機していた40〜50代とみられる男性が突然倒れた。近くにいた清元市長は
自動体外式除細動器(AED)も使って処置し、救急隊に引き継いだ。
救急救命の経験があったという。

 急病人とのアナウンスに会場は騒然としたが「意識が戻った」と伝わると
拍手が起きた。イベントは一部の内容を変更して続けられ、清元市長は
あいさつで「急な出来事だったが、命を尊重できたことにうれしく思う」と述べた。

 清元氏は4月の市長選で初当選したばかり。(共同)


毎日新聞(2019年5月10日 22時57分、最終更新 5月10日 23時27分)
https://mainichi.jp/articles/20190510/k00/00m/040/354000c