タイ拠点の振り込め詐欺グループ15人 日本に移送し逮捕へ
2019年5月24日 4時28分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190524/k10011926791000.html

タイで日本人を狙った振り込め詐欺グループの拠点が摘発された事件で、警視庁は24日にも、タイで身柄を拘束された日本人15人を日本に移送し、詐欺の疑いで逮捕する方針です。
ことし3月、タイ中部のパタヤで日本の振り込め詐欺グループの拠点が摘発され、その場にいた22歳から54歳の日本人の男15人が不法就労の疑いで身柄を拘束されました。

警視庁のその後の捜査で、15人は、ことし3月下旬、タイから福井市の50代の女性に有料サイトの利用料の未払いがあるとうそのメールを送って、電子マネー30万円相当をだまし取ったとして、詐欺の疑いで15人の逮捕状を取り、捜査員30人余りを現地に派遣しました。

警視庁は、24日にも15人をバンコクにあるスワンナプーム空港から、成田空港と羽田空港に向かう2つの便に分けて移送し、逮捕する方針です。

また、逮捕状が出た15人に日本国内から指示をしていた人物がいるとみて、タイの警察と連携してグループの実態解明を進めることにしています。