珍しい白いナマコ

5月、富山湾で体が真っ白な珍しいナマコが見つかり、魚津市の水族館で展示されています。

白いナマコは、食用として親しまれている「マナマコ」という種類で、体長20センチほどです。
5月中旬、朝日町の笹川の河口近くの海の中で、操業中の漁業者が見つけました。
水族館によりますと、マナマコは普通、黒や赤、緑などの色をしていますが、このナマコは、色素を持っていない個体だということです。
魚津水族館の記録では、白いナマコが見つかるのは、この30年で6例目と珍しく、水槽に一緒に入れられている黒や緑のナマコの中でひときわ目立っています。
体が白いため、何千本もある「管足」を使って動き回る様子や、黄色い口を出し入れする様子などナマコの生態をじっくり観察できるということです。
魚津水族館の不破光大学芸員は「白いと目立つので、天敵に狙われやすいが、運良く大きくなったのだと思う。ナマコは地味でふだんはあまり注目されないが、白いナマコは動きがよく分かるので、じっくり観察してほしい」と話しています。

※ソースに動画あります
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20190525/3060001940.html
05月25日 12時53分 NHK