医師過労死で病院賠償命令、長崎 1億6千万円
共同通信 2019/5/27 18:34 (JST)
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 長崎市の長崎みなとメディカルセンターに勤務し、2014年に急死した男性医師=当時(33)=の遺族が、
病院側に損害賠償や未払いの残業代を求めた訴訟の判決で、長崎地裁は27日、
「負担は極めて重かった」として過労死と認め、約1億6700万円の支払いを命じた。

 判決によると、男性は14年4月からセンターの心臓血管内科で勤務。
12月18日、自宅で心肺停止の状態で発見され、同日死亡した。
直前1カ月の残業は159時間で、7月26日〜10月17日には84日連続で働いていた。

 武田瑞佳裁判長は「相当の緊張を伴う業務を余儀なくされ、著しい疲労の蓄積があった」と指摘した。