5/29(水) 12:54配信 産経新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190529-00000549-san-soci
 関西電力の社員を装い「料金プランを変更すれば電気代が安くなる」などと偽って実際には別会社との契約を結ばせたとして、京都府警は29日、特定商取引法違反(不実告知)の疑いで大阪市にある電力小売りの代理店役員ら男6人を逮捕した。平成28年から始まった電力小売り自由化にからむ特定商取引法違反での逮捕は全国初とみられる。

 捜査関係者によると、役員らは京都府や大阪府に住む20〜70代の男女計4人の自宅などを訪ね、関電の料金プランの変更を装って契約を結ばせていた疑いが持たれている。実際の契約は、関電とは別の会社との新規契約になっていたという。

 関電によると、関電や関係会社を装い「契約内容の見直しを行っている」と称して個人情報を聞き出したり、「電気料金が安くなる」と称して不当に高い価格で節電機器の購入を迫るなどの悪質な訪問販売が近年、発生。同社はホームページで「不審に思った際は問い合わせてほしい」と呼びかけている。