https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190617/k10011955441000.html

エスカレーターを誰もが安心して使うことができるように、1列に2人ずつ立ち止まって
利用するよう呼びかけるキャンペーンが仙台市で始まりました。

このキャンペーンは、東京オリンピックなどに向け、利用者のマナーの向上を図ろうと仙台市が始めたものです。

仙台駅のエスカレーターの前には職員がプラカードを持ち、1列に2人ずつ立ち止まって利用するように呼びかけました。

エスカレーターでは歩く人のために片側を空ける習慣が見られますが、こうした乗り方は荷物を持った
人などがぶつかって事故になる危険があるということです。

毎朝駅を利用するという女子高生は「後ろから歩いてくる人と接触したこともあるので、このようなマナーが
浸透すればいいと思います」と話していました。

仙台市地下鉄の電車内では、歌手の吉川晃司さんの声で、混雑時はリュックサックなどを背中ではなく
前に抱えて乗車するように呼びかけるアナウンスが流れました。

仙台市鉄道管理部の三浦孝行営業課長は「公共の交通機関を多くの方が安全に利用できるように、
正しいマナーを呼びかけていきたい」と話していました。

このキャンペーンは今月末まで実施されます。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190617/K10011955441_1906171310_1906171324_01_02.jpg