https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190621-00000015-kyt-sctch
 大学と連携して自然科学を学ぶ講座が20日、京都府南丹市の園部高であった。
京都先端科学大の清水伸泰准教授(化学生態学)が化学構造からダニの行動や研究を解説した。
講座は同高1年の中高一貫クラス37人が対象。専門家の講義を受けた後、生徒は自然科学の課題研究に取り組む。

 清水准教授はダニ類が陸上動物の中で昆虫類に続いて2番目に多い5万種と説明。
フランスでコナダニを熟成に使うチーズを分析してダニがカビ発生を抑えていることを突き止めた研究を紹介し、
ダニが逃げる時に出す警報フェロモンなどを化学構造から分析する実験方法を教えた。

清水准教授は「ダニは小さくて地味だが、いろいろなにおいを出すのでおもしろい」と話した。
生徒はマダニの生態やダニを観察する方法を尋ねていた。