※たまたまスレ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190623-00033720-hankyoreh-kr
■20日、国連が定めた世界難民の日 「身の安全のために韓国に来たが、こん棒で殴られ手錠かけられた」 「弁護士に会って相談する前に強制送還措置」

 エジプトからきたムハンマド・アボジッド氏(23)は昨年4月、仁川空港に閉じ込められていた記憶を振り返りながら、首を横に振った。
韓国の最初の関門である仁川空港はアボジッド氏に「激しいストレスと心理的圧迫を感じさせた空間」だった。
アボジッド氏は2011年1月、エジプトで起きた市民革命の「1月革命」などに参加した後、デモに参加した友人が逮捕・殺害される過程で、
カイロにある大学に身を隠した。
しかし、アボジッド氏はねつ造された犯罪容疑を適用され、エジプトの軍事裁判所で終身刑の宣告を受け、故国を脱出し、昨年4月17日に韓国に亡命した。

 しかし、韓国はアボジッド氏を受け入れなかった。
政治的亡命を申請したが、仁川空港の出入国・外国人庁は
「エジプト大使館を通じて照会した結果、アボジッド氏が提出した書類は虚偽」だとし、難民審査不付託の決定を下した。
アボジッド氏が異議を申し立て、仁川空港の出入国・外国人庁から不付託決定の取消しの決定を勝ち取るまでの20日間、
彼は仁川空港の搭乗棟を転々としながら生活しなければならなかった。
「いつも寒く、悲しみの中で毎日を送らなければならない“苦痛の連続”でした。毛布や服、食べ物、寝床もない所で耐えるしかなかったが、
空港の職員たちは搭乗を準備するようにと促し、心理的圧迫を加えました」とアボジッド氏は証言した。
彼は昨年5月7日、ようやく韓国の地を踏むことができたが、依然として「難民認定」は受けていない状態で生活している。

 難民人権ネットワークは、国連が定めた世界難民の日の20日、ソウル中区(チュング)の国家人権委員会の前で記者会見を開き、
「仁川空港の快適さの裏で、難民に対する非人間的で醜悪な人権侵害が発生している」と明らかにした。
彼らは
「2013年7月から空港で難民申請をできる『出入国港難民申請制度』が運営され始めてから、難民申請の過程で暴力と人権侵害が発生している」と指摘した。

 仁川空港と金海(キムへ)空港などの出入国港で難民申請を行う難民の数は昨年516人で、1年前(197人)に比べて2.6倍ほど増えた。
しかし、同期間、空港で行われる「難民審査への付託」審査を通過した割合は46.7%に過ぎない。
韓国に入国した難民は法務部との面談手続きを通じて難民の地位を認められるが、出入国港での難民申請は正式な手続きではないため、
まず難民申請を受けるべき人かどうかを判断する難民審査への付託の可否をめぐる審査を受けなければならない。
付託審査を通過した人だけが難民申請をすることができる。

 しかし、空港で難民申請者に接見した弁護士たちは、出入国港で発生する人権侵害の深刻さを指摘した。
マ・ハノル弁護士(社団法人ドゥル)は
「難民申請者は、送還される過程で暴行を受けて、ガス噴射銃に撃たれて手錠をかけられたまま、飛行機まで荷物のように載せられていく」とし、
「昨年7月にはこん棒で殴られた被害者が泣きながら殴らないようお願いする状況を、加害者が嘲笑うように見ている場面もあった」と述べた。
イ・サンヒョン弁護士(社団法人ドゥル)は
「出入国管理法には『運輸業者が宿泊費など費用を負担し保護しなければならない』と規定しているが、航空会社は法的義務を放棄している」とし、
「法務部や出入国・外国人庁、空港公社も責任を航空会社だけに負わせてはならない」と主張した。
イ・イル弁護士(公益法センターアピール)は
「空港に到着して拘禁された難民に弁護人接見権を保障すべきという憲法裁判所の判断があるにもかかわらず、難民たちは弁護士にも会えない」
と明らかにした。

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