米国人観光客、ドミニカ共和国で相次ぎ急死 10人目を確認

(CNN)米国務省はこのほど、休暇でカリブ海のドミニカ共和国を訪れていた米ニューヨーク州の男性が、滞在先で死亡したことを明らかにした。
 ドミニカ共和国を訪れた米国人観光客の死亡が確認されたのは、これで10人目だった。

  家族によると、男性はドミニカ共和国滞在中に体調を崩し、17日に死亡した。CNN系列局のニュース12ロングアイランドによると、死亡したのはニューヨーク州ロングアイランドに住むビトリオ・カルーソさん(56)だった。

 親族によると、カルーソさんは休暇中に呼吸困難に陥って死亡した。心臓発作を引き起こしていた可能性もあるという。

 ドミニカ国家警察は、カルーソさんが首都サントドミンゴの病院で呼吸器不全のため死亡したことを確認した。
 警察によると、カルーソさんは11日から治療を受けていた。

 ドミニカ共和国については、観光で訪れた米国人の急死が相次いで伝えられ、訪問を予定している米国人の間に不安が広がっている。
 これに対して当局は、観光客の死亡はそれぞれ関係のない事案だとして懸念を払拭してもらおうと努めている。

 直近の少なくとも3人の死亡については、米連邦捜査局(FBI)が地元の捜査当局に協力して、毒物検査を行っている。

 23日にはプンタカナのリゾートにあるハードロックホテル&カジノが、客室のミニバーにあるリカーディスペンサーを撤去すると発表した。
 この措置は独自の判断に基づくもので、同リゾート内で2人が死亡したことによるものではないと強調している。

CNN.co.jp 2019年6月24日 13時50分
https://news.livedoor.com/article/detail/16668876/