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秋田知事、防衛省の姿勢批判「貧乏県ならいいと馬鹿に」
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増田洋一
2019年6月29日10時19分

 秋田市の新屋地区に陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備をめざしている防衛省の姿勢について、佐竹敬久知事は27日の記者会見で「秋田が貧乏県だからいいだろうと馬鹿にされているような気がする。プライドの問題だ」などと厳しい言葉を連発した。

 佐竹知事は「新屋地域の人々が一番不安だ」と指摘。

「その不安を少しでも解消するような具体策を防衛省がどう誠意を持って示すか(が大事なのに)、国民保護法(で適切に対処する)のひと言でしょ。あれでは地元はますます不安だ」とし、「防衛省の感覚はずれている。国交省は道路やダムを造るのでも、地元の感情を酌み取って丁寧に(やっている)」と他省を引き合いに非難した。

 調査に誤りが見つかった後、岩屋毅防衛相が衆院安全保障委員会で陳謝した際、新屋演習場が適地であるとの考えに変わりないとしたことも批判。「非常に地元の感情を害する。謝っていることにならない」とし、「我々も厳しく対応するという姿勢はますます強くなる。もう一回、一から全部精査して出直します、と言えばよかった」と述べた。

 防衛省は新設したイージス・ア…
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