https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190630-35139234-cnn-int
 カーター元米大統領(94)は30日までに、2016年の米大統領選に触れ、ロシア疑惑が全面的に調査された場合、
トランプ氏が勝利しなかったことが判明するだろうとの考えを示唆した。
米バージニア州リーズバーグにある自ら設立した非営利組織「カーターセンター」の関連施設で述べた。

元大統領はロシアが16年の大統領選に介入したのは間違いないと指摘。
干渉の規模はまだ把握されていないとしながらも、「完全な調査が実施されればトランプ氏が勝っていなかったことが示されるだろう」と述べた。
「選挙には負けたが、ロシアが介入したため当選した」とも語った。
トランプ氏は非合法な大統領かとの質問には「私のいまの発言に基づけばそうなる」とし、「私は自らの発言を取り消すことは出来ない」とも続けた。

民主党出身のカーター氏は存命する他の大統領経験者と比べた場合、比較的良好な関係をトランプ氏との間で続けてきた。
ただ、トランプ氏の外交政策には批判的で、人種間の分断も深めてきたとも非難してきた。
一方で、トランプ氏を手助けする姿勢も表明。今年4月にはトランプ氏から電話を受け、中国との貿易交渉問題などを話し合っていた。
また、民主党の議員によると、カーター氏はトランプ氏に代わって北朝鮮を訪れ、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談することを申し出たこともある。