後藤新平の立像
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 参院選の取材で、国民民主党の小沢一郎衆院議員のおひざ元、岩手選挙区を巡りました。

 東北新幹線の停車駅は、宇都宮からくりこま高原(宮城県)まで約30〜50キロの間隔ですが、岩手県に入り、一ノ関から水沢江刺、北上、新花巻までは約20キロ前後の間隔なのは「小沢王国」の力でしょうか。

 ただ、近年は影響力も昔ほど強くはないようです。奥州市の水沢地区(旧水沢市)を歩くと、小沢氏がかつて率いた自由党の看板を掲げる民家も散見されますが、自民党のポスターの方が目につきます。ある地元有権者も「(小沢氏は)低迷しているんじゃないですか」と話していました。

 小沢事務所の裏手にある水沢公園には、江戸時代の蘭学者、高野長英の記念館や、斎藤実元首相の座像、外相や東京市長を歴任した後藤新平の立像など地元出身の偉人の史跡がありました。小沢氏も戦後の地元を代表する政治家であることは間違いありませんが、その力は健在なのか。選挙戦に注目です。(S)

2019.7.9
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