【中国SF】「三体」異例のヒット 小松左京を愛読した著者
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中国SF「三体」異例のヒット 小松左京を愛読した著者
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北京=延与光貞
2019年7月15日19時0分
「三体」が生まれるまで
中国で大ヒットし、欧米でも評価されたSF小説「三体」の邦訳が7月、早川書房から発売された。発売1週間で増刷を繰り返し、日本でも大きな話題を呼んでいる。中国SF界を引っ張る著者の劉慈欣(リウツーシン)氏(56)が北京で朝日新聞のインタビューに応じた。自身の作品や東西のSFの違いをどうみるのか。SFについて語ってもらうと、日本のアニメの名前まで飛び出した。
SF小説「三体」
文化大革命で父を失った科学者・葉文潔。巨大なパラボラアンテナを備える軍事施設にスカウトされる。そこでは、ある壮大なプロジェクトが進行していた。謎のVRゲーム「三体」も登場。スケールの大きな物語が展開していく。
――「三体」の構想はどこから生まれたのですか。
「三体問題」という物理学で有名な問題に関する文章を読み、驚いたのがきっかけだ。宇宙で質量を持つ三つの物質があれば、引力が相互に作用し、現在の物理学や数学では動きが予測ができない。たった三つの質点でも我々の科学では予測できないなら、ある恒星系の中で三体運動があり、そこに文明があったらどうなるかと発想した。
――どんな世界観を見せようとしたのでしょうか。
最初から世界観を考えているわけではない。小説を書くとき、精力の9割は驚きがあり、独創的な面白い物語を作ることに費やす。何らかの世界観が浮かび上がるとしても、それは人によって解釈が違う。SF小説は可能性の文学だ。よいものから悪いものまで、様々な可能性を見せる。三体は宇宙文明の最もひどくて暗い可能性の一つを示した。それが世界観と言えるかもしれない。
もう少し深く言えば、地球だろ…
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残り:6828文字/全文:7398文字 ヒューゴー賞受賞というのはあまり気にしないほうがいいかも
欧米人はこういうオリエンタルなのに弱い
「紙の動物園」みたいなただの人情話にたくさん賞をあげてしまうので信用ならない 筒井康隆...といえば、このスレ的には朝のガスパール
書籍としてまとまって読んでも、サッパリ面白さが伝わらないのが難か >>123 この作品では、気鋭の優秀な物理学者が
「物理学は存在しない」と遺書を残して自殺するそうだが、
そこをどう決着させるというストーリーになってるのかな? >>122
テッドチャンはアメリカ人だしな
ケンリュウは忘れたけど >>98
首都消失の映画も酷かったな
未曾有の危機に軽トラで挑むという・・・ >>128
もうSF短編集に入ってるよ
「SFマガジン700【海外篇】」ってやつ
最近はSFは文庫でも高い、売れないからだろうけど
邦訳が出るだけマシか >>129
未曾有の危機にヘリコプターとバケツで挑んだから大丈夫…(´・ω・`) >>90
他の板のスレに昨日上がっててそれでポチッたの
このスレでポチッた訳ではないw
スマン、混乱させたはw
しかし小説冒頭の掴みは凄いものがある
中盤から少々荒唐無稽にはなるけど、それでも大崩れまではせずに最後まで楽しめたお なんであの頃、小松左京先生原作の映画が立て続けに作られたんだろう...
日本沈没の成功ゆえか >>26
>>10みたいに、「地球から脱出」はアリだが「中共から脱出」はアウト
>>23みたいに、「ロケットで地球を移動」はアリだが「ロケットに習近平を括りつけて権力の座から移動」はアウト
>>69
SFはScientific Fictionだろ。少し不思議を言い出したのは藤子F不二雄だ
>>40
「機龍警察」の月村了衛の文ってフレデリック・フォーサイスに似てない?
>>51
矢野徹「地球0年」は我が国初のラノベではあるまいか?
ところで、眉村卓の「ワンダーティールーム」って読んだことある?
20年くらい前、高校生の時に探したけど見つからずにそのままに…
>>7
それは歴史小説か架空戦記だな。 >>98
映画は公開当時映画館で見たけど
2000年代にCSでもう一回見たら
何というみょうちきりんな映画だったんだろう。
当時は気が付かなかったけど。 >>80
あれが良いぞ、スタニスワフ・レム
「砂漠の惑星」は本人が娯楽小説と言ってるくらいで読みやすい。
>>82
ストーカーなんてわけ分かんねーだろ。ありゃ読むもんじゃなくてゲームでやるもの。 文化大革命は禁止じゃないのか
息子を天安門で失ったとかだと著者はいまごろ臓器になってたな >>75
谷甲州の「航空宇宙軍史」をアニメ映画化しろ。
ただし、「戦闘妖精雪風」の監督と主人公をホモに仕立て上げたあいつ等は締め出せ。
>>83
S.R.ディレイニーは19歳で大学を中退し、エビ漁船に乗りながらヨーロッパでフォー
クシンガーをやりつつ自殺したくなって精神病院送りになった後、
23歳の時で「バベル17」でネビュラ賞を
24歳の時に「アインシュタイン交差点」でネビュラ賞を
25歳の時は「時は準宝石の螺旋の様に」でネビュラ賞+ヒューゴー賞を獲ってるぞ。 >>88
「宇宙船ビーグル号の冒険」と「宇宙船仰天(ビークリ)号の冒険」があるのだから
「星を継ぐもの」には「竹を接ぐもの」が必要だな。誰か書いてくれ >>124
イアン・マクドナルドの「火星夜想曲」は面白かったよ。
人情話だろ、アレ。
https://i.imgur.com/8gwXRxX.jpg >>106
解くのが大変なだけで、解けないわけではないよ。 >>132 でも一巻までではないの?
受賞してるので、まず大丈夫だとは思うが >>138
ハイペリオンは分厚さの割に気楽に読めるんだよなこれが
特に最初の一冊は巡礼者それぞれの過去が短編集形式で収められてて
1話1話は短いからほんま気楽にサクサク読める
で、続きが気になったらもうあっという間だな
エンディミオンは宇宙を駆けるデ・ソヤ神父のかっこよさだけで読めるw >>152 SF的楽しみというよりも、古くからの物語の楽しみを主眼とした著作に思えたね
もっと切れ味鋭い問いかけや仕組みがあったほうが、SF的醍醐味に富むという嗜好で読んでいるので >>153
ハイペリオンシリーズはSFというかスペオペ的楽しみだね
SF的楽しみで分厚いのならイーガンでいーがん >>121
この前観たけど、面白かったね。今日は12モンキーズ観たよ。これも面白かった名作だね!ブルース・ウィリスもブラピも良かった。 しかし、なんでこんなスレがこの板に立ってるの?
マイナー過ぎるだろう
もしかしてどっかからテレポートでもしてきたのか SF板、SCPヲタに板荒らされて老舗スレが軒並み落ちた挙げ句
スレ数極端に減らされて今67スレしかないからね
新スレ立てたら書き込み古いスレから落ちていく
おかげでますます過疎ってるよ >>46
これよく中国で発禁処分にならなかったな。
国内で共産党の圧政を倒せないから、外圧(外国)に期待して倒させようという発想でしょ。 ソ連時代でも、SFという架空設定で、何とか検閲を逃れるとかあったので
まあそういうことではないのかな? >>158 文革はそれなりに、現在では相対化されてるからかな
文革に対する徹底批判と徹底称賛は少し困るのだが
SF設定程度ならまあいいかくらいの扱いになっているのでは? >>135
眉村卓の「ワンダーティールーム」は読んでないなあ
矢野徹のオリジナル小説ってたしかにラノベっぽいな
冒険小説になるけど「カムイの剣」はスゴい面白かった
角川もアニメにしないで実写でやれよな
真田広之とかいたんだし >>141
スタニスワフ・レムはポーランド人だぞ
ポーランドの人が激怒するような間違えだよそれw
とは言え砂漠の惑星はソラリスよりも映画化しやすいとは思う
スリラーやホラー風味はあるしキュクロプスはかっこいいし敵はとんでもないしで 読んだけど結構良かったで
良い点
・中国人が描く文革の雰囲気。作者もリアタイ世代じゃないだろうけど。
・エンタメ度高い。
・智子、人間論理回路
イマイチな点
・智子万能すぎ
・異星人の小物感 邦訳にカタカナ語は多い? SFでもカタカナ語が多過ぎると嫌だ。 >>141>>162
スタニスワフ・レムも読んでみます!
ありがとうございます(´・ω・`) >>155
「12モンキーズ」見たことない…
こんど見てみよう(´・ω・`)
映画なら「セレニティー」もいいと思います。
あと「デューン 砂の惑星」とか、嫌いな人もいるみたいですけど「オブリビオン」とかはいかがですか? >>33
アニメもあった。
裸がユニフォームのやつ。 小松の自叙伝読んだら出版界では七十年代あたりまで中国を悪役にするなんていうのは許されない空気があって、
それでも小説家として喰えなくなったら何でもやって家族養っていこうという覚悟をもって書いてたとある
谷甲州との共著で書いた日本沈没の続編はおもくそ中国が敵
おおっぴらに書ける時代になって良かったすよね >>162
スタニスワフってポーランドの名前だろ。それは知ってるよ。
てっきり大戦の時にロシアになってそのままロシアかと思ってたわ。
でも見たら大戦中はそのままポーランドに居残ったんだな。 もと共産党で山村工作隊とかやってた小松さん、
知人の共産党員と飲んでるときに「マルクスはSFだ」
といって大喧嘩になったことがあるそうだね。 ちょっと読んでみたい気がしてKindleで探したら1800円だった。読む気失せた SF小説、特に海外SF小説は全然売れないから高いんだよね 国内小説だと600円台くらいの厚さの文庫が1000円超えとか普通にあるからなあ >>172>>173>>174
ハリーポッターでも単行本一冊2000円くらいするしねぇ(´・ω・`)
著者への印税だけでなく海外の出版社との版権等のやりとりとか、日本語で読めるようにして下さる翻訳者の方々の知識技術労力を考えるとそれでも安いくらいかも。
装丁デザインや表紙や挿絵の絵柄でも売行きが左右されるから、そういうのも大事だし…。
買う人がもっと増えれば安くなっていくんだろうけどなぁ…。 >>3
ディストピアがフィクションじゃないのでウケない 小松左京の100分で名著は、4作に分けんでも「果てしなき流れの果てに」の一作を掘り下げるべきや >>177 それ読破した人が異常に少ない著作ではないの?
>>126
1部エンドの時点で地球の物理学は死んだまま
気になるなら読めよ智子 小松左京「復活の日」
って、おもしろいですか?(´・ω・`) >>180 >地球の物理学は死んだまま
地球上での物理現象が、でたらめになるわけ?
「物理学は死んだ」、っていうのは面白いね
まるで「神は死んだ」と宣言してるみたいだ
神は死んだと宣言しても、それで特に目に見えてどうなるわけではないが、
物理学が死ぬと、物質文明の根幹まで覆されそうだからね >>182
物理学が死んだ、と科学者たちが自殺!
何が起きたのかは序盤で説明され!
それが何故起きたのかは最終盤で明かされる!
ドキドキの脱水ファンタジーへようこそ! >>179
「虚無回廊」は部数的にはたぶん「果しなき流れの果に」の十分の一
くらいって巻末の特別座談会で大森望が言ってた >>181
貴方が中、高生なら今すぐ読めと言う。
大学生以上なら筒井康隆の「霊長類南へ」との併読をお勧めする。 >>183 >脱水ファンタジーへ
真面目に聞くのですが、脱水って何ですか?
脱力の間違いではないんですよね
脱水に近いものとしては
ヴォネガット作品で、常温で水が凍り始めて、それで人類が滅ぶというのがあったっけ
人類はそのように変質した水に対応できずに、いわゆる「脱水」適応出来ずに滅ぶというプロット
>>187
三体読めばわかるよ、脱水っていう意味が
ワイも人生脱水中w
誰か水で戻してくれw >>188 翻訳しか実質読めないという貧弱な英語力なのだが
日本語訳一巻目で、その脱水体験はできるってこと?
話題になっているのは知っているけれど
スパイ小説を手に取った >>186
ありがとうございます!
両方とも読んでみます(´・ω・`)! >>195 日本語訳は一巻までしか出てないので
全貌を知ってるのは、原書か英訳で読んだ人となるね >>175
お前の熱心な説得に応じて買ってみた。普段はブックオフのお世話になってます >>195
三重星系に住む三体星人が地球征服艦隊を発進、地球到着予定は450年後。
征服を容易にするため、数百年間、地球人の科学発展を阻止しようと、文革被害者等の社会に不満を持つ地球人たちを組織する。
人類は結束してこの危機に気付いて対抗できるか? >>160
文革でひどい目にあったけど改革解放で豊かになってメデタシメデタシというのが現政権の公式路線だからなあ。
三体はそっからずれる要素もあるけど巧みに回避している。
例えば文革時代の架空の巨大プロジェクトが重要テーマなのに毛沢東のもの字も出てこない。 >>199 >征服を容易にするため、数百年間、地球人の科学発展を阻止しようと、
それで地球人愚昧化作戦で、科学の根幹である物理学をなきものにするために
「物理学は死んだ」などと流布するわけ?
そんな単なる愚昧化キャンペーンだったとは・・・
もっと本質的に物理学が用をなさないというような、根本的に科学では処理できない
面倒な事態を突きつけてくるのかと思ってたのだが 設定はハードsf好きや物理学マニアも唸らせる独創的なアイデアがいくつかありテーマも文学的で深い
だけどキャラや人間ドラマの部分は割とベタでエンタメ要素もある
そういう矛盾する要素がひとつの話としてうまくまとまってるとこが魅力かな >>202 >だけどキャラや人間ドラマの部分は割とベタでエンタメ要素もある
そういう矛盾する要素がひとつの話としてうまくまとまってるとこが
キャラが典型的すぎるという点では、小松左京の大作系でも
そういう批判が言われてたね
しかし本当に見せたいのは、SF大作としての
奇想天外な設定と仕掛けなのだから
人物造形については、下手に凝ってひねった「文学的な悩み」など抱えた複雑な人物にするよりも
作品的要請としては、そのような典型的人物の方が的確であるという反論がされてもいたようだ
まあ、そういうもんじゃないのかな 今の中国が最早そうだとは言えないけど、共産圏のSFって面白い。
ソ連の航空機や兵器と同じく、どうしてこうなった感が可笑しゅうてやがて泣ける。
ちなみにコレはまだ読んでません。けど周りの読み家サンから面白いよと勧められたです。
雨の続く週末に読むだす。 >>205 日本語訳で読む場合は、一巻でぶち切りだよ >>205
因みに、前述のスタニスワフ・レム先生は「反物質放射砲」と言う核兵器と
「力の場」と言うバリヤーが大好きです。
火星みたいな惑星で異星人の造った自己増殖する機械とプラズマ砲や核兵器
を搭載した人工知能戦車を繰り出して壮大なスケールで戦う、まさにアニメ
が大好きなシチュエーションなのです。
問題は女や高校生以下の少年が一人も出て来ないオッサンだけの小説と言う
のが玉に瑕ですが、ここはひとつ渋いオジサンを流行らせるためにも誰か
アニメ化してくれ。
「砂漠の惑星」を読み終わったら「エデン」を読み、それが面白いと言える
人が「ソラリスの陽の下に」に進めるのです。 おすすめ
「ノヴァ」「逆転世界」「故郷まで1000光年」「アンドロメダ病原体」「月世界旅行」
「ガス状生物ギズモ」「失われた黄金都市」「宇宙船ビーグル号の冒険」「無限アセンブラ」
「機龍警察」「火星夜想曲」「宇宙のランデブー」「太陽からの風」「航空宇宙軍史」
「退魔戦記」「サンドキングス」「果てしなき河よ我を誘え」「変種第2号」
「スキズマトリックス」 バクスターのジーリーシリーズは2000年以降も刊行が続いてるのに日本じゃ短編集以降止まっちゃってるんだよな
Exultantなんか他の異星人を抑圧して銀河系の覇者になった人類がジーリーに対する数千年の戦争を戦ってる悪の帝国みたいになってるらしくて読みたいのに
ストロスとかレナルズとかもここ数年出てないし日本じゃ売れ行きがいまいちだったんだろうか >>23
>妖星ゴラスは南極にロケットを設置して地球の軌道をずらした。
>地球からは脱出はしていない。
>>10が言ってるのは「地球ごと」だ。
>>60
ソビエトも似たようなこと言ってたな。 >>98
でもあれ撮るために大阪芸大の教授とSF研究会の顧問を辞めてるんだぜ? >>147
>谷甲州の「航空宇宙軍史」をアニメ映画化しろ。
>ただし、「戦闘妖精雪風」の監督と主人公をホモに仕立て上げたあいつ等は締め出せ。
ガルパンのメンツで「今宵銀河を盃にして」を映像化ってのは?
>>169
地球ゼロ年で日本を核攻撃したのは中国の戦略原潜だが、艦長は泣いて詫てたなw >>198
(´・ω・`)!!
ありがとうございます!
僕が訳したんですよ、実は!(嘘)
僕はお金がない(本当)ので、
>>198さんが「三体」をブックオフに売りに行かれる日を待ちますね…(´・ω・`)(嘘) >>214さんのオススメを
教えてください(´・ω・`)! >>216
>>214じゃないけど「わたしを離さないで」なんてどう? 中国がサイエンスフィクションを書きそれを理解する読み手を生み出してる時代に
日本は異世界転生でサイエンスも人生も捨てて衰退国家まっしぐらw
女は現実路線の売春ダンスショーカジノで稼ぐ時代になる日本w 買ったけど、ウィンズロウの「ボーダー」読んでるからまだ読んでない
ただ、これもう11年くらい前の本なんだよな? >>220
ディストピアじゃないけど冒頭いきなり文革の最中だぞ >>216
コニー・ウィリスとかミエヴィルとか?イーガン、チャンは読んだかな
クリストファー・プリーストはSFに入るか微妙だが面白かった
ビジョルドはヴォルコシガンサーガ一応完結したしどうですか >>217
カズオ・イシグロ好きです!
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