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 自然界には共生という道を見出して生き残る種が数多く存在する。異種の生物が緊密な結びつきを保ちながら一緒に生活しているのだ。
ジムグリガエル科のカエルは、タランチュラと共生するという道を選んだようだ。
およそ平均1.3センチにも満たない小さなこのカエルは、ともすればタランチュラの餌にしか思えないのだが、彼らは争う事なく、
お互いの存在を支え合う形で存在しているようだ。

■カエルとタランチュラはなぜ共にいるようになったのか?
 一説によると、ジムグリガエルの皮膚には軽い毒性の粘膜がある為、タランチュラが好んで捕食対象に選ばないという。
だがらといって常に小さなカエルがタランチュラのそばにいるのには何らかの理由があるはず。
まだ確たる研究結果はないが、生物学者の多くから支持を得ている説がある。

 その説はカエルとタランチュラが共に暮らすことで、共存共栄がもたらされているというのだ。いわゆるウイン・ウインの関係ってやつだ。
タランチュラはジムグリガエルのボディーガードとしての役割を担っており、カエルを蛇や他の捕食者から守ってくれる。
ジムグリガエルはタランチュラが捕食した獲物の残骸に近寄る無脊椎動物を捕食することで、必然的にタランチュラが産んだ卵を守っているというのだ。
科学者たちによるとこういった関係は他の地域でも発生している場合があるそうで、カエルがタランチュラをペットのように育てているケースも
幾つか存在するという。

以下の映像はアメリカ・テキサス州ノーステキサスで撮影されたもので、カエルとタランチュラが仲良く一緒にいることがわかる。

動画
https://www.youtube.com/watch?v=VKgQj9b0b2w