来年の東京オリンピック・パラリンピックの選手村で、選手たちが使うベッドは、再利用や軽量化に配慮して段ボールで作られることになり、報道陣にお披露目されました。

大会組織委員会は、24日、大会スポンサーの寝具メーカー「エアウィーヴ」とともに、選手村で使用するベッドを発表しました。

特徴は、大会史上初めてベッドが段ボールで作られていることで、一般的なベッドより軽いため2人部屋の選手村で自分たちでベッドの位置を変えやすくなっています。

寝る人の体重は200キロまで耐えることができ、気になる寝心地は、ポリエチレン製のマットレスが使う選手の体形に合わせて硬さを調節できる構造になっていて、快適に眠ることができるということです。

ベッドは選手村にオリンピックではおよそ1万8000台、パラリンピックではおよそ8000台が用意され、大会後は段ボールは古紙として回収されて紙製品に、マットレスはプラスチック製品に再利用される計画です。

組織委員会の北島隆ビレッジゼネラルマネージャーは「各国や地域の選手団の関係者にベッドを見てもらったところとても好評で、段ボールだからと不安視する声はなかった。大会のコンセプトである持続可能性を実現しながら、選手たちに快適な睡眠をサービスしたい」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190924/k10012096701000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190924/K10012096701_1909241543_1909241552_01_03.jpg
https://www3r.nhk.or.jp/news/r/html/20190924/K10012096701_1909241543_1909241552_01_04.jpg