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千葉大規模停電で東京電力の対応検証=経産省の有識者会合
2019年10月03日20時25分

 経済産業省は3日、電力インフラの災害対策を話し合う有識者会議を開いた。台風15号に伴う千葉県内の大規模停電を踏まえ、東京電力ホールディングスの対応や復旧過程を検証。今月中に中間整理案を、年内に最終報告を取りまとめる。

 同会議の座長を務める横浜国大大学院の大山力教授は冒頭あいさつで、「復旧の長期化が今回の(千葉県停電の)特徴だ。検証しつつ今後に生かす」と語った。
 千葉の停電では、東電による復旧見通しが二転三転し、復旧が大幅に遅れたことが問題となっている。東電は被害の全容が判明しない中で、過去の事例に基づいた見通しを公表したと説明しており、その判断の妥当性が問われることになる。