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カフェ装い無許可で映画館営業の疑い 社長らを書類送検
2019/10/16 17:59

 東京・吉祥寺で映画館を無許可で営んだとして、警視庁は16日、ゲーム関連会社デジタルワークスエンタテインメント(東京都渋谷区)の樋口義男社長(50)=同港区=、元社員の男性(42)=同世田谷区=の2人と、法人としての同社を興行場法違反の疑いで書類送検し、発表した。起訴を求める「厳重処分」の意見を付けたという。

 保安課によると、映画館は武蔵野市吉祥寺本町1丁目の「ココロヲ・動かす・映画館○ カフェ(通称ココマルシアター)」(9月に廃業)で、1階32席、2階49席で2017年10月に開業。2階は緊急時の避難に使う階段や出入り口が1カ所しかないなどとして営業を許可されていなかったが、飲食店の許可を得てカフェを装い、保健所の再三の指導にも従わなかった。今年6月までに約3600万円を売り上げたという。

 社長は、開業資金としてクラウドファンディングで約650万円を集めており、調べに「やめるにやめられなかった」と供述しているという。

 送検容疑は昨年7〜12月、シアター2階で都の許可を得ずに映画館を営業したというもの。