【香港共同】英紙フィナンシャル・タイムズは23日、中国政府が香港政府の林鄭月娥行政長官を更迭し、暫定の行政長官を据えることを検討していると報じた。関係筋の話として伝えた。後任候補として、金融管理局(中央銀行に相当)の陳徳霖前総裁や、香港政府ナンバー2だった唐英年元政務官の名前が挙がっているという。

 中国政府はデモ隊による暴力に屈したとの評価を恐れ、長官を交代させるかどうかの最終決定の前に香港情勢の安定化を望んでいるという。

 ロイター通信は9月初め、林鄭長官が8月下旬、「もし選択肢があるなら真っ先に辞任して深く謝罪したい」と述べたとする音声を公開していた。

2019/10/23 12:35 (JST)
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