https://www.bbc.com/japanese/50177958


ゴーン被告の弁護団、公訴棄却を要求 司法取引は「違法」
2019年10月25日

日産自動車の前会長で会社法違反罪などで起訴されている、カルロス・ゴーン被告(65)の弁護団は24日、都内で記者会見を開き、日産幹部と検察の司法取引は「違法」として、公訴棄却を求める書面を東京地裁に提出したと明らかにした。

ブラジル出身で、自動車業界の大物だったゴーン前会長は昨年11月19日、役員報酬の過少記載や会社資金の不正利用など「重大な不正行為」があったとして、金融商品取引法違反容疑で逮捕された。
ゴーン氏は一貫して無罪を主張している。現在は保釈されており、来春にも公判が始まる見込み。

検察と日産による「国策捜査」

弁護団の弘中惇一郎弁護士は24日、裁判所に提出した書面を公表。「事件は検察と日産に仕組まれたもので、日産をフランスに渡すまいとする国策捜査だ」と述べた。
さらに「司法取引」について、 「フランス・ルノーとの統合を阻止するために、日産役員らがゴーン氏を失脚させる目的でなされたものだ」、「本来の制度趣旨に反していて違法だ」と主張した。

BBCは日産にコメントを求めたが、拒否された。
(リンク先に続きあり)

https://ichef.bbci.co.uk/news/410/cpsprodpb/4655/production/_109350081_gettyimages-1059132778.jpg