大学入学共通テスト、記述式導入に予備校講師ら中止訴え
 センター試験にかわって来年度から始まる「大学入学共通テスト」で記述式の問題が導入されることについて、予備校講師らが参加する会が中止を訴える声明を文部科学省に提出しました。
 来年度から始まる大学入学共通テストでは、国語と数学にこれまでセンター試験で行われてきたマークシート方式だけでなく記述式の問題が導入されます。この記述式の問題をめぐって予備校講師ら28人が参加する「“入試改革”を考える予備校講師の会」が導入を中止するよう求める声明を文科省に提出しました。
 声明では中止を求める理由として、50万人を超える受験生の採点を短期間に公平・公正に完了することは不可能であることや、採点が民間業者に委託されていて問題漏洩や個人情報の目的外利用の危険性が指摘されていることなどを挙げています。
 また、野党のヒアリングでは参加した高校生から「採点者の質を確保できないのではないか」などと、記述式問題の導入を心配する声があがりました。


https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3823004.html