庄内で小麦生産拡大へ 説明会

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20191111/6020005301.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

県内でまだまだ栽培が進んでいない小麦の生産を拡大しようと、農家やラーメン店の店主などに
生産から製品化までの取り組みについて、研究者らが紹介する説明会が酒田市で開かれました。

この説明会は、農作物の生産から加工・販売までを行う「6次産業化」で、
庄内地方の活性化を目指そうと山形大学などが進めるプロジェクトの一環として行われたもので、
会場となった酒田市の百貨店のイベントホールには、農家に加え、
小麦となじみが深いパン屋やラーメン店の店主などおよそ100人が参加しました。

はじめに、山形大学農学部の中坪あゆみ助教が、県内の小麦の栽培面積は、
収穫時期がサクランボと重なることなどから72ヘクタールにとどまり、
東北6県で最も小さいことを説明しました。
そのうえで、庄内地方では、ラーメンを好む消費者が多いことなどから小麦の需要は高く、
生産を拡大しても売れる可能性は高いとアピールしていました。

庄内で生産されたことしの小麦は2トンですが、プロジェクトを進める山形大学農学部などでは、
今後3年から5年で年間およそ100トンに生産を拡大することを目指し、
この地元産の小麦で作ったラーメンで庄内の活性化につなげたいとしています。

中坪助教は説明会のあと、「庄内産の小麦を使った中華麺などを通じて、
農家や飲食店の関係者など、みんなが幸せになれる庄内地方を目指していきたい」
と話していました。

11/11 21:06