「ステーキ」「家具」セール続々、“GDPプラス”も・・・景気に異変

 ステーキ店や家具店などで、今、続々とセールが行われています。実はこれ、日本経済に起きている異変の予兆かもしれないんです。

 噛めば噛むほど旨みが溢れ出る肉厚のステーキが自慢のこちらのお店。今週から始めたのが・・・

 「全品20%オフで、お客様にお食事を楽しんでいただく」(ブロンコビリー 古田光浩取締役)

 なんと、全品20%オフ。たとえば、こちらのステーキセットは通常なら税込み3278円のところ、2622円に。

 「20%引きっていうんで、行かなくちゃって思って来ました」(客)

 客の反応も上々。しかし、なぜ、こんなキャンペーンを?

 「(消費税)増税じゃないかなと思いますけれども、10月の売り上げが前年に対して、我々が想定した以上に落ち込んだ」(ブロンコビリー 古田光浩取締役)

 増税によって離れた客を取り戻そうと、大規模なセールに打って出たのです。

 「家で食べることが多くなりましたね。外にあまり出なくなった」(客)

 消費増税で弱まる消費。その影響はじわりと出始めています。14日発表された今年7月から9月までのGDP。年率換算で0.2%のプラスとなりました。消費増税前の駆け込み需要で消費が増えたためですが、一方で、増税後の10月以降に懸念されているのが反動減。台風19号などの被害もあり、民間の調査ではGDPが2%以上落ち込むとも予想されています。

 こちらの店舗では、駆け込み需要でトイレットペーパーや洗剤の売り上げが急増しましたが、増税後に減少。客をつなぎ止めるため、最大50%オフの大規模セールを始めました。客からは・・・

 「家計簿つけると、月締めでしめると、金額が結構違うというのはある。無駄遣いが少なくなったかもしれない」(客)

 政府は数兆円規模の経済対策を検討していますが、日本経済は正念場を迎えています。

※ ソースに動画あります
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3830365.html
14日 14時33分  TBSNEWS