飲食店のインターネット予約を手掛ける「テーブルチェック」(東京)は21日、飲食店を予約後に連絡せず来店をやめる「無断キャンセル」に関する調査結果を発表した。経験者に理由を尋ねたところ、「場所を確保するためとりあえず予約」が34.1%で最多。「人気店なのでとりあえず予約」(32.5%)、「うっかり忘れた」(30.2%)が続き、罪悪感なくキャンセルする実態がうかがえる。
 調査は16〜17日に実施。全国で無作為に抽出した男女1112人のうち経験者は1割超の126人に上った。無断キャンセル時の予約手段はグルメサイトが50.8%で最も多く、経験回数は20〜30歳代が多かった。
 キャンセル料の請求について、1人1万円以上の高級レストランの場合には「妥当」「まあまあ妥当」と答えた人が72.5%に上ったが、それ以外は59%にとどまった。
 無断キャンセルは近年社会問題化しており、業界全体の被害額は年間で2000億円に上るとの試算もある。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019112100972&;g=eco
2019年11月21日17時28分