観音寺市の女児切りつけ 被告に懲役5年 高松地裁

 去年12月観音寺市で小学生の女の子を切りつけた罪に問われている男に、高松地方裁判所は懲役5年の判決を言い渡しました。

 殺人未遂の罪で判決を受けたのは、観音寺市の無職田中杏一被告(29)です。

 判決によりますと、田中被告は去年12月23日の午後、観音寺市豊浜町の100円ショップの店内で、当時小学5年生だった女の子の首を刺し身包丁で切りつけ、全治3週間のけがをさせました。

 これまでの裁判で検察側は、急所を狙った非常に危険な犯行だとして懲役6年を求刑。
 一方、弁護側は、心神耗弱状態で殺意はなかったとして執行猶予付きの判決を求めていました。

 22日の判決公判で高松地裁の三上考浩裁判長は、「抵抗力の弱い児童を殺傷能力の高い刺し身包丁で切りつけた」などとして、殺意と完全責任能力を認めた一方で、「自分の意思で犯行を中止している」ことなどから、懲役5年の判決を言い渡しました。

※ ソースに動画あります
http://www.ksb.co.jp/newsweb/index/15537
11月22日 18:15 KSB