小6女児誘拐 逮捕の男「捜索されていたのは知っていた」

大阪の小学6年生の女の子を誘拐したとして逮捕された栃木県の35歳の男が「テレビのニュースで女の子が捜索されていたのは知っていた」と供述していることが警察への取材で分かりました。警察は、状況を知りながら女の子を自宅に閉じ込めていたとみて誘拐と監禁の疑いで男を送検する方針です。

大阪 住吉区の小学6年生の女の子(12)は、今月17日に行方不明になっていましたが、23日、栃木県小山市内の交番で無事保護されました。

警察はSNSを通じて知り合った女の子を誘い出し、小山市の自宅に連れ去ったとして自称派遣社員の伊藤仁士容疑者(35)を未成年者誘拐の疑いで逮捕し、25日も自宅を捜索しています。調べに対し、容疑を否認しているということです。

その後の警察への取材で、伊藤容疑者が「テレビのニュースで女の子が捜索されていたのは知っていた」と供述していることが分かりました。

女の子は6日間にわたって伊藤容疑者の自宅に閉じ込められていたとみられ「拳銃の弾のようなものを見せられて脅された。男はずっと家にいて怖くて逃げられなかった」などと話しているということです。

警察はニュースなどで状況を知りながら女の子を脅して自宅に軟禁していたとみて、25日午後にも誘拐と監禁の疑いで送検する方針です。

2019年11月25日 11時55分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191125/k10012190141000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_005
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