複数の飲食店などにみかじめ料を要求したとして、県公安委員会は28日、指定暴力団山口組傘下組織組長で無職の男(65)=鴻巣市=と、同組員で建設作業員の男(53)=加須市=に再発防止命令を出した。

 県警捜査4課によると、組長の男は昨年2月下旬、鴻巣市の飲食店長男性にだるまの購入を要求し、鴻巣署長から中止命令を受けた。同年12月下旬には、同市の別の飲食店長男性に正月飾りの購入を要求したため、再発防止命令を受けた。組員の男は加須市で同様の行為をしていた。

 店長らはいずれも現金6千円〜1万2千円を支払っていた。

2019年11月29日(金) 埼玉新聞
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