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コクヨ 「ぺんてる」株の買い取り価格をまた引き上げ
2019年11月30日 0時02分

文房具メーカー最大手の「コクヨ」は、敵対的買収に乗り出している筆記具メーカー「ぺんてる」の株式の買い取り価格をさらに引き上げると発表しました。価格の引き上げは2回目で、確実に買収を実現したいというねらいがあるものとみられます。

筆記具メーカー「ぺんてる」をめぐっては、コクヨとプラスの双方が株式の取得を目指す争奪戦になっています。コクヨはぺんてるの株式の過半数の取得を目指し、子会社にしたいとすでに表明しています。

当初は、1株当たり3500円で買い付けたいとしていましたが、プラスが提示した買い取り価格が同額だったことから今月20日に価格を3750円に引き上げました。そして、29日、コクヨは買い取り価格を4200円に引き上げると発表しました。

価格の引き上げは2回目になります。

また、株式の買い取りの期間について、プラスが提示している来月10日より1日前の9日までにコクヨの買い取りに応じてほしいと株主に訴えています。コクヨとしては確実に買収を実現したいというねらいがあるものとみられます。