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スコットランド首相、独立めぐる住民投票に意欲 総選挙受け
2019年12月18日


英・スコットランド自治政府のニコラ・スタージョン首相は、スコットランドはイギリス政府によって「その意志に反して連合王国に閉じ込められてはならない」と発言した。

スタージョン首相率いるスコットランド国民党(SNP)は、12日に行われた総選挙でスコットランド独立の是非を問う2度目の住民投票実施を公約に掲げ、議席数を伸ばした。

スタージョン氏は、この成功によって住民投票への信任を得たと語った。

これに対し、イギリス政府の閣僚からは反対の声が上がっている。マイケル・ゴーヴ・ランカスター公領相は、2014年に行われた住民投票の結果を「尊重すべきだ」と話している。2014年9月のスコットランド住民投票では、独立反対が55%、賛成が45%だった。

BBCのアンドリュー・マー・ショーに出演したスタージョン党首は、「合意がなければ」イギリスは連合王国として存続できないと話した。

また、イギリス政府が住民投票の実施に「ノー」とだけ言えばよいと思っているなら「それは完全に間違っている」と述べ、「これは民主主義の根本的な点だ。スコットランドを、意志に反して連合王国にとどめることはできない」と語った。

これに対しゴーヴ氏は民放スカイの番組で、「我々は2014年に、イギリス残留は一世代の選択だと聞かされた。我々はスコットランド独立を問う住民投票は行わないつもりだ」と話した。

SNPは今回の選挙で議席数を35から48に伸ばした。与党・保守党と最大野党・労働党から議席を得た、自由民主党のジョー・スウィンソン党首からも議席を奪っている。
(リンク先に続きあり)


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