佐賀県神埼市議会一般質問の発言で、脊振町の住民に不愉快な思いをさせたとして、野口英樹議員が定例議会最終日の19日、発言の取り消しを申し出て、謝罪した。

 野口議員は6日の一般質問で、脊振の魅力に触れる中で「脊振には自然がある。千代田や神埼にはないジビエもある。アナグマやカラスを食べていると聞いた」などと発言した。

 議会事務局によると、同日以降、インターネットの議会中継などを見た脊振町の住民から「カラスを食べている地域と思われてしまう。そんな事実はない」「どこからの情報か」といった苦言や問い合わせが数件あったという。

 議会運営委員会で対応を協議し、野口議員が最終的に19日の本会議冒頭で「脊振町の方々に不愉快な思いをさせた。おわびを申し上げ、発言の取り消しをお願いします」と申し出た。山口義文議長がこれを許可し「以後、発言には注意を」と述べた。

12月20日 8:20 佐賀新聞
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