南米のペルーでは、大手ファストフードチェーンのマクドナルドの店舗で従業員2人が感電死したことをきっかけに、政府が飲食店の労働環境を調査する方針を示し、国内の多くのレストランなどが一時休業するなど波紋が広がっています。




南米のペルーでは今月15日、マクドナルドの首都リマの店舗で、19才の男性と18才の女性の従業員が掃除の最中に感電し死亡する事故がありました。

この事故を受けて、マクドナルドは国内にある29の店舗すべてを一時休業し、事故が起きた原因を調べています。

今回の事故を重く見たペルーのビスカラ大統領は「このような事故を再び起こしてはならない」と述べ、全国のレストランの労働環境を調査するよう関係機関に指示を出しました。

ペルーでは飲食店の労働環境の悪化が以前から問題になっており、政府が調査に乗り出す方針を示したことを受けて、マクドナルド以外のファストフードチェーンなど国内の多くのレストランなどが調査のため一時休業するなど、波紋が広がっています。

2019年12月22日 9時42分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191222/k10012224451000.html