トリチウムなど含む水処分 基準以下に薄め 海か大気中に放出案

 福島第一原子力発電所にたまり続けるトリチウムなどを含む水の処分方法について、有識者でつくる国の小委員会は基準以下に薄め、海か大気中に放出する案を中心に議論を進めることを提言する素案を示しました。
 風評被害を懸念する地元からは強い反発が予想され、今後の議論が注目されます。

 福島第一原発では、溶け落ちた核燃料を冷やした汚染水から、放射性物質を取り除く処理をしていますが、トリチウムなどの放射性物質は一部残るため、現在1000近くのタンクにおよそ117万トンが保管されていて、毎日170トン前後のペースで増えています。

 この処理した水の処分方法を有識者が検討する経済産業省の小委員会は23日、これまでの議論をまとめ、基準以下に薄めたうえで海に放出する案と、蒸発させて大気中に放出する案が、実績もあり環境や健康への影響もほとんどないなどとして、2案を中心に議論を進めることを提言する素案を示しました。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

NHK NEWS WEB 2019年12月23日 18時04分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191223/k10012225811000.html