今年9月、諫早市の女性のキャッシュカードで現金82万円を引き出して盗んだ罪に問われていた元自衛隊員の男に、長崎地裁は、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

窃盗の罪に問われていたのは、佐世保市若草町の元 海上自衛隊員 高本 輝一 (26)被告です。

高本被告は9月、金融庁の職員になりすまして諫早市の当時61歳の女性からキャッシュカード2枚を盗んで現金82万円を引き出しました。

26日の判決公判で長崎地裁は「高度に組織化されたもので犯行手口も巧妙で悪質」としました。

しかし「詐欺の可能性に気づいた後は組織からの離脱を試みたものの『詐欺に関わっていることを職場に連絡する』などと言われて断れなかった」と、やむを得ず加担した側面もあると認めました。

その上で、高本被告に、懲役3年、執行猶予5年の保護観察付きの判決を言い渡しました。

12/26(木) 18:43配信 テレビ長崎
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