https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191230/k10012232061000.html


プーチン大統領がトランプ大統領に「謝意」 テロ阻止めぐり
2019年12月30日 4時51分トランプ大統領

ロシアのプーチン大統領はアメリカのトランプ大統領と電話で会談し、アメリカの情報によってロシア国内のテロを阻止することができたと謝意を伝え、両国関係が冷え込む中でもテロ対策で連携していくことを確認しました。

ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領は29日にアメリカのトランプ大統領と電話で会談し、この中で「アメリカからもたらされた情報によって、ロシア国内で計画されていたテロを阻止することができた」として、トランプ大統領に謝意を伝えたということです。

そのうえで両首脳はテロ対策で連携していくことを確認しました。

これに関連してロシア連邦保安庁は29日、アメリカの情報に基づいて捜査を進めた結果、サンクトペテルブルクで新年の休暇に合わせてテロを計画していたとして、ロシア国籍の男2人を拘束したと明らかにしました。

プーチン大統領はこれまでもCIA=アメリカ中央情報局の協力でテロが防げたとして、トランプ大統領に電話で謝意を伝えたことがあります。

プーチン大統領としては、米ロ関係が冷戦が終結して以降最悪とも言われるほどに冷え込む中でも、共通のテーマであるテロ対策で連携を深める姿勢を強調し、関係改善の糸口を探るねらいもあるとみられます。