山口県下関市の長府庭園で、季節外れのツクシが姿を見せ始めた。臨時開園中の3日、池のほとりで職員が、約1センチ頭を出しているのを数本確認。園内のところどころで、春の花が一足早く開花している。

冬に開花する黄色いロウバイの他に、ピンクのツツジや、赤く小さなボケの花など3〜5月に開花期を迎える花も一部咲いている。庭園の環境整備をしている市内の肱岡(ひじおか)貴さん(67)は一家三世代で訪れ、「庭園は四季がよく分かる。ツクシも花も暖かかったので早く出てきたのかもしれない」、孫の廉さん(8)は「ツクシがにょきっと大きくなったら食べたい」と話していた。

 5日からは書院で「新春をめでる手まり展」が始まる。入園料は高校生以上210円、小中学生100円。

長府庭園で姿を見せ始めたツクシ=山口県下関市で2020年1月3日、佐藤緑平撮影
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最終更新 1月4日 09時41分 毎日新聞
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