3年前、名古屋市南区で高齢夫婦を殺害し財布を奪った罪に問われた男の控訴審で、名古屋高裁は9日、無期懲役とした一審判決を破棄し、地裁に審理を差し戻しました。

 起訴状によりますと無職・松井広志被告(45)は3年前の3月、高齢夫婦を殺害し財布を奪った強盗殺人の罪に問われています。

 一審は強盗殺人罪の成立は認めず殺人と窃盗の罪を適用し無期懲役の判決を言い渡し、検察と弁護側が双方が控訴していました。

 9日の控訴審判決で名古屋高裁は「広範囲に物色していないことは、強盗殺人罪がなかったという合理的な理由にならない」として一審判決を破棄し、審理を差し戻しました。

 今後の地裁での審理で強盗殺人罪が適用され、極刑が下されるか焦点となります。

1/9(木) 11:55配信
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