2/2(日) 11:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200202-00000002-courrier-int

刻々と感染拡大が伝えられる新型コロナウイルス──世界保健機関(WHO)は「国際緊急事態」に分類した。ここ数年、多くの中国人が海外旅行をするようになっていることで、世界ではその広まりを警戒している。特に影響の大きいのは東南アジア諸国だ。そんな中、ある現象が起きているという。

マレーシアなど東南アジア情勢に詳しいジャーナリストの末永恵氏が現地より伝える。

中国人が年間約3000万人が訪れる東南アジア諸国。リッチになった中国人の人気の渡航先では、春節だけでなく、一年を通し、中国人の旅行者であふれかえる。そんな光景がここ数年、一種の“風物詩”となっていた。

中国は、東南アジア諸国の最大の貿易相手国であり、最大顧客。各国がビザ緩和や撤廃などで“チャイナマネー”の獲得に鎬を削っている真っただ中に、今回の新型コロナウイルスが襲った。

東南アジアにも関連するその感染源について「中国の新型ウイルスは人類崩壊の序章か」(1月25日付)、さらには武漢からの海外渡航者や感染者がタイとともに多く(タイ19人、シンガポール18人。2月1日現在)、米中貿易戦争で疲弊する経済などへの影響が懸念されるシンガポールでの感染地現地取材ルポ「中国経済に依存−新型ウイルスが襲った観光立国・シンガポールの憂鬱」(1月29日付)を通して、同ウイルスの域内への影響や中国人旅行者の動向をお伝えしてきた。

以下ソースで