アメリカ大統領選挙に向けた候補者選びの初戦、中西部アイオワ州の党員集会が日本時間の午前10時から始まります。政権奪還を目指す野党 民主党は左派と中道派が激しく争っていて、トランプ大統領との本選に向けて誰が勝利するのか注目されています。

アメリカ大統領選挙は、11月の投票に向けて2大政党が全米の各州で党員集会や予備選挙を行って党の候補者を選ぶ仕組みで、その初戦となるアイオワ州の党員集会が現地時間の3日午後7時、日本時間の4日午前10時から始まります。

政権奪還を目指す民主党は州内のおよそ1700の地区ごとに党員が集まってどの候補がふさわしいか話し合って決める方式で、各陣営の関係者が会場を訪れて直前まで支持を訴えます。

全米の各候補の支持率は世論調査の平均で
▽バイデン前副大統領が27.2%、
▽サンダース上院議員が23.5%、
▽ウォーレン上院議員が15%、
▽ブルームバーグ前ニューヨーク市長が8%、
▽ブティジェッジ前サウスベンド市長が6.7%となっています。

一方、4日党員集会が行われるアイオワ州では、全米2位のサンダース氏が世論調査のトップを走っています。

初戦のアイオワ州の結果は候補者選びの行方を大きく左右するため、共和党で指名が確実視されているトランプ大統領との本選に向けて誰が勝利するのか注目されています。

党員集会は直ちに集計が行われ、日本時間の4日午後にも大勢が判明する見通しです。

NHKニュース 2020年2月4日 4時17分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200204/k10012271291000.html