【NY外為】円が主要通貨に対して下落−成長懸念後退で株が上昇
Robert Fullem
2020年2月5日 6:30 JST
更新日時 2020年2月5日 7:04 JST
4日のニューヨーク外国為替市場では、円が主要10通貨全てに対して値下がり。成長減速懸念を緩和させるため世界の中央銀行が潤沢な流動性供給を続けるとの見方から、米国株が大幅高となったことが手掛かり。

ブルームバーグ・ドル・スポット指数は小幅安
ドルは主要通貨に対して高安まちまち−資源国通貨とポンドに対して下げた一方、ユーロや逃避通貨に対しては上げた
主要10通貨のインプライド・ボラティリティー(IV)は大半が低下
新興国通貨には投資資金が流入し、昨年12月半ば以来の大幅な上げ
ドルは米国債利回りの急上昇に支えられた
今週は四半期定例入札の規模発表が行われる
12月の米製造業受注は1.8%増、市場予想は1.2%増−前月は下方修正
クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、新型コロナウイルス感染拡大の米経済への影響は「最小限」にとどまるとの見解を示した。また中国での工場の操業停止は米国の生産を後押しする可能性があると指摘。第1段階の貿易合意に伴う「輸出ブーム」は新型ウイルスの影響で遅れる可能性があるとの認識を示した
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ニューヨーク時間午後4時40分現在、ドル指数は0.1%未満低下
ドルは対円で0.8%高の1ドル=109円53銭。一時109円54銭と、1月24日以来の高値を付けた
ユーロは対円で0.6%高の1ユーロ=120円98銭−200日移動平均の120円62銭を上回った
ポンドは対ドルで0.3%高の1ポンド=1.3029ドル
ユーロは対ドルで0.1%安の1ユーロ=1.1045ドル

ソース
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-04/Q570QXDWLU6O01?srnd=cojp-v2