(CNN) 米大統領選に向けた民主党の候補指名争いが続くなか、2戦目の舞台となるニューハンプシャー州で行われた世論調査で、バーニー・サンダース上院議員が支持率28%で首位となっていることがわかった。

ピート・ブダジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長が支持率21%で2位につけた。1月中旬の前回調査から6ポイント支持を伸ばした。ジョー・バイデン前副大統領の支持率は11%と5ポイントの減少だった。エリザベス・ウォーレン上院議員の支持率は9%と1けたに下落した。

上位4人以外に支持率の実質的な変動はなかった。そのほかの候補者の支持率は、トゥルシ・ギャバード下院議員が6%、エイミー・クロブシャー上院議員が5%、富豪のトム・ステイヤー氏が3%、実業家のアンドリュー・ヤン氏が3%だった。

ブダジェッジ氏の支持率の伸びはほとんどバイデン氏の支持を奪ったことによるものだ。ブダジェッジ氏はバイデン氏の主要な票田である高齢者と、穏健あるいは保守的な有権者からの支持を伸ばした。45歳以上の有権者のなかでブダジェッジ氏は8ポイント支持を増やした。一方、バイデン氏は9ポイント支持を減らした。穏健あるいは保守的な有権者からの支持をブダジェッジ氏は6ポイント伸ばしたが、バイデン氏は5ポイント失った。

サンダース氏の支持率は全体的に安定しており、45歳以下の若年層やリベラル層の支持を固めている。ニューハンプシャー州の予備選は11日に行われるが、56%がサンダース氏の勝利を予想している。

今回の世論調査はニューハンプシャー大学が2月4日から7日にかけて予備選に行く可能性の高い民主党の有権者365人と共和党の有権者203人を無作為に選んで話を聞いた。

2/10(月) 9:22配信
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