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 感染者が増え続ける新型コロナウイルス。マスクも消毒液も不足するなか、手を洗う他に今すぐにできる対策を徹底取材しました。

 営業所に戻ってきた観光バスの運転手・横川渉さんには、この後、さらにすべきことがありました。

 さくら観光バス運転手・横川渉さん:「掃除する時にはこのように手袋をして」

 成田空港に向かう人を乗せたバス。客が手を触れたと思われる場所の拭き掃除です。この拭き掃除、いつもは水拭きなのですが、最近使っているのはアルコール消毒液を含んだ除菌シートです。ひじ掛けの裏側や取っ手も念入りに。さらに、トランクはアルコール消毒液を含ませた雑巾で。バスの車内には乗客も使える消毒液などを設置。もちろん、乗務員も手洗いや消毒、うがいを徹底しています。

 感染制御学が専門の東邦大学・小林教授によりますと…。

 東邦大学看護学部・小林教授:「今回のコロナウイルスであれば、アルコールによってウイルスが失活する。要するに感染力を失う。不特定多数の方が触れる場所。そういう所ではアルコールで拭き掃除をしていくことは有効な一つの手段だと思います」

 集団生活を行う学校の対策は…。

 神奈川県小田原市にある中学校ではインフルエンザ対策のために毎日、机や椅子をアルコールで除菌しています。元々はインフルエンザの対策として始めた活動ですが…。

 小田原市立酒匂中学校・長峯信哉校長:「除菌シートが効果があると聞いているので、一つ安心の材料になっている」

 窓の鍵の部分やドアの取っ手部分もアルコールを含んだ除菌シートで拭いていきます。

 もし、アルコール消毒液が手に入らない場合、東邦大学・小林教授が教えてくれたのは家庭にもある塩素系漂白剤を使った消毒液の作り方。500ミリリットルの水に対して2ミリリットル、ペットボトルのキャップ半分くらいの漂白剤を入れ、250倍に希釈した液を作ります。これはノロウイルスの対策にも使うことができるということです。