岐阜県本巣郡北方町の民家で昨年8月、家族3人が複数の男に襲われ重軽傷を負った事件で、県警捜査1課と北方署は17日、強盗致傷と住居侵入の疑いで、愛知県一宮市貴船、建設業の容疑者(24)=窃盗罪などで公判中=を逮捕した。容疑者は、すでに逮捕されている同県内の男ら4人に被害者宅を狙うよう指示していたとみられ、5人の関係性や動機などを詳しく調べている。

 これまでに逮捕、起訴されたのは、名古屋市中川区富田町、自称とび職の被告(22)、大府市吉川町、自称建設作業員の被告(23)、愛知県西尾市一色町味浜、自称アルバイトの被告(22)。名古屋市中区の無職少年(19)は逮捕後、家裁送致された。

 5人の逮捕容疑は、共謀して昨年8月24日午前11時55分ごろ、北方町高屋太子の自営業男性(44)宅に金品を奪う目的で侵入。バールのようなもので男性の頭などを殴り、妻(41)や長女(14)を投げ飛ばすなどの暴行を加え、何も取らずに逃げた疑い。

 同課などによると、容疑者は犯行当時、現場には行っておらず、他の共犯者に被害者宅を狙うよう指示していたとみられる。5人と男性との間に面識はないという。

2020年02月18日 08:21
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