山梨県山中湖村の建設水道課に勤務する40代の男性係長が、無断で村内の公衆トイレから親族が経営するキャンプ場まで水を引く工事を行っていたことがわかりました。村は調査委員会を設置して事実関係を確認するとともに、処分を検討しています。

山中湖村によりますと、建設水道課に勤務する40代の男性係長は知り合いの業者に依頼して先月下旬、村内の公衆トイレの水道管に無断で配水管を取り付け、トイレに隣接する親族のキャンプ場の井戸まで水を引く工事を行ったということです。

その後、トイレを清掃に来た業者が不審に思い、村に連絡して発覚したということで、男性係長は村の聞き取りに対し「キャンプ場の井戸が壊れたため水を引いた」などと話しているということです。

村は調査委員会を立ち上げ、工事の経緯や水の使用量などを詳しく調べているということです。

山中湖村は「村民に対し申し訳ない。調査委員会で事実を明らかにしたうえで、処分を検討したい」と話しています。

2020年2月19日 11時16分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200219/k10012291601000.html
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