神戸市こども家庭センター(児童相談所)で今月上旬の未明、親から家を追い出されたとして保護を求めてきた市内の小学6年の女児(12)に対し、当直業務を受託しているNPO法人の職員がインターホン越しに追い返していたことがわかった。

 女児は警察に自ら出向いて保護されたという。センターは「極めて不適切な行為だった」としている。

 センターなどによると、女児は今月上旬、自宅に帰宅した際、親から家に入ることを拒否された。女児は午前3時20分頃、センターのインターホンを鳴らし、「親から家を出された」と訴えたが、NPO法人の男性職員は詳細な状況を聞かず、インターホン越しに「警察に行って」と言い、対応を打ち切ったという。

 女児はその後、近くの交番に行き、午前5時頃、警察から連絡を受けたセンターに保護された。職員は「高校生に見え、話の内容も深刻そうには思えなかった」と話しているという。
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