[東京 27日 ロイター] - 医療用・防じんマスクメーカーの興研<7963.T>は27日、タイの生産子会社で製造した使い捨て防じんマスク「ハイラック」がタイ商務省の輸出許可停止の措置で輸出できなくなっていた問題で、このほど停止措置が解除され、日本への輸出が許可されたと発表した。

輸出停止措置で国内入荷に3週間程度の遅れが生じたものの、この間の国内増産対応により、業績への影響はほとんどない、としている。

タイ商務省は13日、新型コロナウイルスの拡大により国内でマスク需要が急増した事態を受け、当面、マスクの輸出許可を停止する方針を打ち出した。興研唯一の海外生産拠点であるタイ子会社の使い捨て防じんマスクはすべてが日本向けだが、規制対象となったため、同社ではこれまで同省との接触を図るなど、輸出許可に向けて努めていた。

2/27(木) 16:12配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200227-00000095-reut-asia