2020年2月29日 16時2分
産経新聞

 大阪府は29日、28日に新型コロナウイルス感染が確認された大阪市の40代女性が勤める医療機関について、同府東大阪市の「ながはら病院」(長原正幸院長)と明らかにした。

 女性は非常勤職員で、のどの痛みなどを発症した後の21日に出勤し、入院患者と接していた。同病院も女性の感染を自主公表し、29日から外来診療や入院患者への面会、通所介護サービスを中止した。

 府によると、女性の子供で、28日に陽性と診断された保育園に通う女児が21日、ながはら病院の院内託児室を利用していた。同病院は託児室を閉鎖、21日に勤務した託児室職員4人と、子供を預けた病院職員を出勤停止とした。女性が勤務する病棟職員や入院患者のほか、女児と濃厚接触した託児室職員と子供を対象に健康観察を行っている。

 女性は19日にのどの痛みやせきが出て府内の医療機関を受診。25日に発熱し、27日に府内の別の医療機関を受診、そのまま入院した。

 女児は普段から鼻水が出ていたといい、27日まで保育園に通ったが、同日に女性と同じ医療機関に入院した。
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