千葉県野田市で10歳の栗原心愛さんに暴行を加えて死亡させたとして傷害致死などの罪に問われている父親の裁判で、父親の勇一郎被告は心愛さんにしたことについて「虐待です」と涙ながらに語った。
傷害致死などの罪に問われている栗原勇一郎被告は、初公判で「娘に食事を与えなかったことはなく、十分な睡眠をとらせなかったり、顔面に冷水を浴びせ続けたりしていません」と述べ、暴行については否定していた。

5日も引き続き被告人質問が行われ、勇一郎被告が心愛さんが亡くなった事件当日の出来事を証言した。
勇一郎被告は、心愛さんを浴室に連れて行った時の状況について、「心愛が浴室から何度も出ようとしていたのに、私が手をひっぱったり押さえつけたりして水をかけようとしました」と述べる一方で、殴る蹴るなどの暴行については「ありません」と否定した。

その後、「あなたがしたことは虐待ですか、そうではないですか」と問われると、勇一郎被告は「虐待です」と答えた。
また、虐待した理由については「当時、心愛に言ったことは最後までやらせようという気持ちが強く、心愛が何を言ってもやらせるという理由で虐待をしました」と涙ながらに答えた。

https://news.livedoor.com/article/detail/17917885/
https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/4/c/4cdf1_1110_20200305-152307-1-0003.jpg