群馬県渋川市は、バブル経済崩壊後に就職難だった30〜40代の「就職氷河期世代」を対象に正規職員を若干名、募集したところ269人の応募があったと発表した。居住地域別では群馬が多いものの福島から沖縄まであり、計18都県から申し込みがあった。

採用する職種は「一般事務」と「土木技師」「建築技師」。採用人数はいずれも若干名。一般事務の場合、申し込みは249人、土木技師と建築技師はそれぞれ10人だった。3職種の応募者の平均年齢は41.1歳だった。

渋川市は14日に、会場入り口に消毒液を配置するなど新型コロナウイルスの感染対策を実施したうえで1次試験を実施する。2次試験を4月中旬、3次試験を5月中旬に実施予定で、7月1日付で採用する。

群馬県内では、就職氷河期世代に特化した採用を実施する自治体は渋川市が初めて。

2020/3/6 14:32
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56473860W0A300C2L60000/